土橋カフェ開設とその経緯について

土橋町内会の公式行事として位置づけられる土橋カフェは、以下の経緯で開設され、認知症対策の砦としての一翼を担っています。

土橋カフェは、平成20年5月にNHKより放映された[ご近所の底力]の「認知症の徘徊」というテーマの舞台に宮前区が取り上げられ、土橋町内会の代表も出演しました。

折から厚労省より地域包括ケア会議を地域ごとに実施すべきとの指示があり、平成24年度に土橋も会議を結成しました。その会議の結論の一つとして、番組内で例示された徘徊者への声掛け訓練を土橋全域で実施することとし、当時大倉山記念病院に勤務の高橋正彦先生をコメンテーターとしてお招きしました。

平成25年に宮前区主催の三日間の認知症サポーター研修が行われ、この時の講師が高橋先生、60名の受講者のうち土橋が15名と四分の一を占めたことから認知症への意識の高さを認められ、当時ヨーロッパで著名となった認知症カフェをオランダ現地で5年間体験した高橋先生の勧めにより、土橋で始めることを地域包括ケア会議で決議、平成25年9月を第一回として開始しました。

認知症対策が全国的に大きな課題となっている中、認知症対策の大きな解決肢として土橋カフェの内容はあっという間に全国の関係者の注目の的となり、NHKの国際放送や全国各紙、週刊誌などの取り上げるところとなりました。

その特徴は認知症者を分け隔てなく包み込む会場の雰囲気、認知症者がスタッフとしての役割をもったサービスの提供、各種の専門職が一堂に会しワンストップで認知症者の悩みを解決するところ、などにありました。

認知症専門医、看護師、弁護士、ケアマネージャー、地域包括支援センター、家族会などの専門家が一堂に会し、月一回の開催ながら毎回100名前後の参加者を集めていました。

途中コロナ禍により二年半の休止期間があるものの、令和4年7月より再開し、この間畳の部屋をフローリングに模様替えしたため、定員数を60名程度に減らさざるを得なくなりましたが、毎回明るく楽しい喫茶風景が広がっています。